駄文17

インターネットアンヘルシーメンタル病患者

お前のせいだと真上に向かって石を投げろ

お前は忘れられたい、忘れたいと言いつつも、そうやって何処かに痕跡を残すのでかわいい奴だなと思ったりします。

僕にとってお前は忘れたくないことどころかおぼろげですらないまだはっきり覚えていることで、人生を期で分けるならハチャメチャ学生時代が終わって、今も過ごしているしょんぼり社会人時代の中に含まれているので、終わった感じすらあんまりしていないのですよね。

だって直接連絡はしないのに、こうやってしょーもない遠回りをして意志疎通とも言えないレベルのコミュニケーションを図っているので、お互いひどくまぬけだなぁと思うのですけど。

 

あの時、僕が連絡したのに応えて上北沢まで来ていたら、僕の人生はきっと今と大きく変わっていたものになっていたのだろうなぁと思ったりします。

僕は人に大きな影響をもたらしていそうで、わりとすぐに流されてしまう人間なので、あの日あの時あの場所で君に会えなかったら、という人生の振り返りがわりといっぱいあって、でもみんなそんなものなのかもしれないとも思ったりするのです。

 

話を戻すけれど、僕の中でお前はまだ終わってないのかもしれない。

終わる、というのが会えなくなることなのか、連絡が取れなくなることなのか、一切の消息が追えなくなることなのか、は僕にもいまいちよく分からない。

もしかしたら、そのどれもが叶ったとしても、会いたいと思ってもらえなくなることが終わりなのかもしれない。

 

何となく、お前はまだ僕に会いたいと思っていて、その理由は一発殴ってやりたいとか、刺し殺してやりたいという類いのものかもしれないけれど、お前のその感情が消えない限りは、僕にとってもお前は終わらないのかもしれないと思う。

そういう意味では、死ぬまで一生愛されてると思った夏とか、一緒に死のうとした夏とか、色々あっても最後に迎えに来るのは僕だと誓った夏とか、そういうのは全部あっさり終わったんだろうなって思います、彼女たちは子供だったのでその辺の切り替えは僕よりもお前よりもずっと早いはずなので。

 

人間は忘れたり、許したり、どうでもよくなることで成長したりするみたいですけど、誰かを一生恨んだり、なんかこう幸せになっていて欲しくはないなと思うこともまた、人間らしい感じでいいと思うんですけどね。

 

前だけ見て生きてるよ、僕が後ろ向きなだけで。

 

 

僕はお前が絵描きとして生きる道を諦めたことだけがガッカリポイントなので早く彼氏と別れて仕事も辞めて怒涛の人生を生きる絵描きになってください。

*これはラブレターではありません。